大村耳鼻咽喉科で主に行っている手術をご紹介させて頂きます。
耳の奥に液がたまる、滲出性中耳炎の際に行う処置です。
鼓膜の奥(中耳)に液がたまる滲出性中耳炎は、耳と鼻をつなぐ「耳管」と呼ばれる管に、鼻の穴から空気を通し、液の排泄を促す治療を行ないます。しかし、慢性的な疾患であるこの病気は患者さんによってはそれだけでは治療が不十分である場合があります。そのような場合に以下のような外科処置を行っていきます。
鼓膜の奥に溜まった液を排泄させるために、鼓膜に小さな穴をあけて、液を取り除きます。鼓膜は再生力が強く、繰り返し行っても心配はありません。鼓膜に麻酔液を浸し、麻酔をしてから切開を行います。 処置自体は2〜3分で終了しますし、入院等も必要ありません。
鼓膜切開を何度か行っても、滲出性中耳炎が再発するような場合には、常に液体を継続的に排泄できるように、鼓膜切開をした後に換気用のチューブを挿入します。チューブを入れることにより、中耳の状態が大幅に改善されます。チューブは一定期間が経てば、自然に抜け落ちることが大半です。医師が除去する場合もありますが、除去後は鼓膜は元のように塞がりますので心配はありません。
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