大村耳鼻咽喉科にご来院頂いている方の主な症状をご紹介します。
ちくのう症は以前に比べて格段に治療がおこないやすくなった病気です。
鼻の穴の周辺には副鼻腔(ふくびくう)と呼ばれるいくつかの空洞があります。これらの空洞は鼻の穴とつながっているのですが、こちらの空洞に慢性的にウミや粘膜が溜まってしまう病気がちくのう症(慢性副鼻腔炎)です。
症状として、頭が重い、ドロっとした鼻が出る、鼻がつまるなどが挙げられます。当院での治療法としては抗生剤の少量長期の投与と通院による処置の組み合わせによる治療が原則ですが、症状や患者さんのご希望に応じ、内視鏡を用いた手術を行う場合があります。
かぜの後などに引き続いてウイルスや細菌が鼻の穴の周囲にある副鼻腔(ふくびくう)と呼ばれる空洞で炎症を起こし、頭痛や鼻づまり、ドロっとした鼻水などの症状が表れます。レントゲンで診断ができ、抗生剤や通院での治療で回復しますが、治療せずに放置するとちくのう症(慢性副鼻腔炎)に移行する場合があります。
鼻の中の画像をファイバースコープを使って画面に映し出し、診断を行います。鼻の中の状態や、副鼻腔炎を患っている方の中には鼻茸(キノコ状のポリープ)も多く鼻茸が無いかどうかの診断も同時に行います。こちらは患者さんにも画像を確認して頂きながら診断を進めます。
レントゲンの撮影によって、副鼻腔炎の状況の診断が可能です。鼻の周辺のレントゲンを撮ると副鼻腔は本来空洞のために、黒く写りますが、副鼻腔炎の症状が発症し、ウミが溜まっているとその部分が白くうつります。